(知事)
本年度最後になりますか。そうですよね。本日のお花ですけれども、チューリップですね。フリージア、黄色がフリージアです。黄緑色、カーネーション、それからピンクのボケが入っております。かわいいお花です。それから青色がエリンジューム、これですね。白がキイチゴ、黄色がブプレウム、葉っぱがキンパコデマリ、もう一つがモンステラでございます。九つ入れてくださいました。
【「世界クラスの資源・人材群」が83件に!】
さて、発表項目ですけれども、4件ございます。まず、「世界クラスの資源・人材群」が、今年に入りまして初めてですけれども、計83件になりました。
ヤマハ発動機さんの大型三輪バイク、ニケン、ナイケンと呼んでますけれども、二刀流の、こういう感じですね。が、世界的権威のデザイン賞の最高賞を受賞しました。
細かく言いますと、大型三輪バイク「NIKEN」ナイケンというように、しかし漢字がありまして、二つの剣と。二刀流の二つの剣。そこから命名がされたと聞いておりますが、世界的権威のデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞」の最高賞である「Best of the Best」を受賞いたしました。
「レッド・ドット・デザイン賞」というのは、ドイツの「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」が主催する世界的権威のあるデザイン賞であります。今回は世界各国から、何と約5500点の応募があり、そのうち80点が最高賞であるBest of the Bestに選ばれたと聞いております。
本県の「世界クラスの資源・人材群」に、今回のヤマハ発動機さんの受賞が加わりまして、平成25年6月の富士山の世界遺産登録から数えまして、70カ月余りで合計83件と相成りました。
フロントの2輪を支持する2本のフロントフォークが宮本武蔵の二刀流に見えることから「二剣」、ただし発音は「ナイケン」と命名されたものであります。
【静岡デスティネーションキャンペーンの開幕】
二つ目の発表項目ですが、静岡デスティネーションキャンペーンのオープニングセレモニーの開催についてであります。
国内最大規模の観光企画「静岡デスティネーションキャンペーン」、略称静岡DCがいよいよこの4月1日から3カ月にわたりまして開かれます。
この週末の3月31日には、JR静岡駅と伊豆急下田駅におきまして、JR東海さん、JR東日本さん、観光関係者の皆さまとご一緒にオープニングセレモニーを開催いたします。
当日は、私をはじめ関係者が一堂に会しまして、静岡DCの開幕を力強く宣言いたします。
また、静岡DC開幕を記念し、JR東海さんとJR東日本さんが観光列車を特別運行してくださって、到着駅において、本県を訪れた方々をお出迎えする趣向が予定されております。
この機を捉えまして、ふじのくにの美しい地域づくりを加速していくためにも、静岡DCのテーマ「アッパレしずおか元気旅」のように、訪れた人はもちろんですけれども、地域自体が元気になっていくよう、県全体が一丸となって盛り上げてまいりたいと思います。
今年はワールドカップということで、確か本県の浜松市が日本代表チームのホストタウンになってるんじゃないかと思います。そうしたことも念頭に置いていただきたいと思います。
われわれのデスティネーションキャンペーンは、6月終わってからの秋、さらに冬を経て、来年のアフターキャンペーンにまでつなげるという考えで、このDCキャンペーンを繰り広げるつもりでございます。
【2020年度地域伝統芸能全国大会の本県開催の決定】
三つ目の発表項目でございますけれども、2020年度地域伝統芸能全国大会が本県で開催されることが決定いたしました。
一般財団法人地域伝統芸能活用センターと、開催地との共催により毎年行われているのが、この「地域伝統芸能全国大会」であります。2020年度は本県で開催されることが決定いたしました。これは通常公募によるんですけれども、今回は、向こうの方から打診がございました。本県大会は静岡県と、開催地静岡市および地域伝統芸能活用センターとが共同主催者となりまして、2020年11月28日、29日の2日間にかけて催されることになっております。
この大会は、県内外、そして海外からも選ばれた35団体程度が、各地のお祭りや神事で催される「神楽」、「念仏踊り」、「人形芝居」等々を披露する、「お祭りを一堂に集めた全国大会」とも言われております。昨年11月に開催された愛知県大会では、2日間で何と約26000人もの人々が鑑賞されたということで、一大イベントでございます。
本県が開催地として決定された理由といたしましては、他県に先んじて平成28年度から推進委員会を設立して、オリンピック・パラリンピック文化プログラムに積極的に取り組んでいることがございます。さらに、静岡市内を会場に、春のSPACの「ふじのくに野外芸術フェスタ」、また秋には「大道芸ワールドカップ」がございまして、こうした国際的フェスティバルを長年実施していることが高く評価されたというふうに伺っております。
オリンピックイヤーでございますが、2020年という、世界から注目を集め、国内外から多くの方々が本県を来訪されることが見込まれております。この年に、本県の文化プログラムの中核の一つとして本大会を開催できますことは、誠に名誉で喜ばしいことでございます。本年は、9月に奈良県の橿原(かしはら)市で開催されることになっているとのことですが、その次、次年度の開催県として参加し、この橿原(かしはら)にも参加いたしまして、奈良県から大会の引継ぎを受けまして、静岡県大会のPRを行う予定にしております。
文化プログラムにつきましては、本日午前中にニュースでもやっておりましたけれども、お昼のニュースで。NHKですかね。やってくださいましたけれども、オリンピック・パラリンピック500日前イベント開会のテープカットを実施したところでございます。今後、このイベントを皮切りに、2019年度から2020年度までの期間、地域伝統芸能全国大会を含めて、県内各地で多彩なプログラムを展開していくこととしております。報道各社の皆さまには、ぜひ今後の文化プログラムの展開にご注目をいただきたいと存じます。
【ふじのくに地球環境史ミュージアムが「The Best In Heritage 2019」の日本代表館に選出】
最後の発表項目でありますが、ふじのくに地球環境史ミュージアムが「The Best In Heritage 2019」の日本代表館に選出されました。
ふじのくに地球環境史ミュージアムが、この秋、9月にクロアチアで開催される国際会議「The Best in Heritage 2019」の日本代表館に選出されたわけであります。
このThe Best in Heritage、訳せば「至高の継承会議」というそうでありますが、2002年にヨーロッパ文化遺産協会が創設なさいました会議です。世界中で語り継ぐに値する顕著な活動をしていると認められた博物館が、その先進的取り組みを紹介する国際会議であります。
ふじのくに地球環境史ミュージアムは、世界的に権威のあるドイツデザイン賞「German Design Award 2018」においてWinnerを受賞したことから、今年の日本代表館に日本博物館協会により選出されました。
このThe Best in Heritageの会議は、今年の9月、クロアチアのドブロブニクで開催される年次会合で、安田館長先生ほかが出席いたしまして、廃校利用の博物館にふさわしい学校環境を生かした「思考するミュージアム」のコンセプトや、活動内容を紹介する予定であります。
このほか、最近では公益財団法人静岡県舞台芸術センター、いわゆるSPACの宮城聰芸術総監督が、フランス芸術文化勲章のシュヴァリエを受章されることが決定しております。本県関係者の活躍が世界的に評価されていることは、大変名誉なことでございます。
ちなみに、地球環境史ミュージアムの受賞歴でありますが、2016年JCDデザインアワード賞銀賞、同じく2016年DCA日本空間デザイン賞、同じ2016年アジア太平洋インテリアデザイン賞、同じ2016年FX国際インテリアデザイン賞、同じ2016年アジアデザイン賞受賞、2017年、年が明けまして一昨年ですが、iFデザイン賞、2018年、昨年にはドイツデザイン賞を獲得しているということで、輝かしい賞に飾られた博物館になりました。
以上が発表項目であります。 |